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2010年 01月 12日
うなぎ 南千住「尾花」

今日、うなぎでは都内でも5本の指に入るだろう店、「尾花」へ行ってきた。
場所は南千住の駅から都心方向へ線路際を歩いて5分ほどだった。




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開店は11:30からだったのだが、1順目で入らないと1時間ほど余分に待たされてしまう。
Webの口コミなどで調べるとおおよそ40分ほど前から並ぶ方が良いと思い、
10:50頃、店の前に着くが、シャッターが閉まっている。
電話で確認すると「今日は営業します」とのこと。
ところが降りだした冷たい雨の中、待っていても一向にシャッターが開かない。
開いたのは開店5分前。その直前まで我々2名だけが寂しく閉じたシャッターの前で待っていた。
今日は並ばなくても大丈夫だったようだ。

中に入ると少し中庭のようなスペースがあり、お稲荷さんまであった。
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店内は襖を取っ払った大広間風で2名で使う高そうな朱塗りの小机が合計25卓。
満席で50名が収容できるが、スペースとしては余裕がある。
そしてこの広間にも立派な神様が祭ってあった。
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私達二人はメニューからうな重の3500円のものを二つ、うざく、肝吸いを注文。
本当はう巻きも食べたかったのだが、うな重の前にあまりお腹を膨らませたくなかったので
我慢することにした。
5分ほどでうざくがまず運ばれてきた。
びっくりしたことにこれでこの値段かと目を疑うほどの少量だった。
確かに美味しかったが。。。

これで1500円は妥当なのかどうか。。。
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その後、30分程で御新香が運ばれ、そのすぐ後に
うな重と肝吸いが一緒に運ばれてきた。


恐ろしく柔らかいうな重
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肝吸いは好みの問題があるが仕事は素晴らしい
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早速肝吸いを一口すする。
美味い。何がどうとは表現しづらいが美味いのだ。
驚いたことに肝に苦味が全く無い。
これは好みの分かれるところだろう。
私は物足りなく思ってしまった。
椎茸といってもどんこに近い肉厚のしいたけが半分、吸い物に入っているが
これが良い出汁になっているし、これ自体も美味かった。

うなぎに関しては、歯ごたえが全くといってない程柔らか。
皮さえ口の中に入れてしまうと判別できない程だ。
逆に柔らかすぎるせいか、小骨がやけに口の中で邪魔になってしまう。
タレは甘くなく、醤油の味が強いタレだったが、少し食べて慣れてくると
この方がうなぎ本来の味が分る。
口コミには山椒がいらないと書いている方が多かったが、
私は最初4分の1程は山椒無しで食べ、残りはうっすらとまんべんなく山椒をふって食べた。
私はその方が美味しいと感じた。
ごはんの量は若干多目と感じる程度だった。

会計は二人で9200円。
予算をもう少し出して一人7500円程なら遠慮なく食べられると思う。
だが、ここまで出すべきかどうか。。。
高すぎはしないとは思うが、それにしてももうこれは趣向でしかないと思う。

何せ、注文を受けてからうなぎを裂いて蒸して焼いて出してくる店なのだ。
値段もそうだが。時間も出てくるまで小一時間はかかると思っていたほうが良い。
本当の意味で余裕がないと食べられない贅沢な食べ物だと改めて思う。
でも、この味は忘れないようにしておこう。
その位、これから食べるうなぎと比較するための基準となる貴重な体験だから。


板前さんの数は多い。
それでも小一時間は待つのも楽しめないと美味しいうなぎは食べられないものらしい。
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by seawolf_squall | 2010-01-12 23:09 | 美味いもの=幸せ


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