2006年 01月 13日
変身 東野 圭吾 / 講談社 スコア選択: ★★★★ 8.5点 久しぶりに一人称で書かれている作品を読んだ。 以前ある作家が「一人称で書くのは凄くパワーがいる」 と言っていたのを思い出す。 文体に癖は無くすらすらと読める。 僕から俺へ。。。そして悲しい結末へ。 これなら太宰の方がずっと救いようがある。 ただ、良い作品だ。 #
by seawolf_squall
| 2006-01-13 22:32
| 本
2006年 01月 09日
海猿 スタンダード・エディション / ポニーキャニオン スコア選択: ★★★★ 7.5点 若者の挫折や悩みなどを清清しく描いている。 ちょっと昔の「愛と青春の旅立ち」の日本版といったところ。 若い俳優達が一生懸命演技に取り組んでいる様が好印象。 それを引き締める藤達也など、脇を固める役者も映画人でしっかり映画になっている。 #
by seawolf_squall
| 2006-01-09 22:06
| プロジェクター鑑賞
2006年 01月 09日
宇宙戦争 / パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン スコア選択: ★★★ 6.1点 着眼点は良くて構想で訴えたかったのはきっと本当のパニックに 遭った人の心理描写や行動なのだろうと思う。 そこは確かに良く描いてあったのだが、キャラクターデザインとか クリーチャーが全く駄目。こういうのは日本に依頼した方が 良かったのではと思ってしまう。 脚本だけ読んだほうがずっと評価は高いだろう。 #
by seawolf_squall
| 2006-01-09 21:06
| プロジェクター鑑賞
2006年 01月 08日
正月に買った大きな買い物が今日届きました。 我が家のような都内の小さなマンションでは運び入れるのにこれが限界。 私にとっては興味の無いものなのだが、 女房がかねてから欲しかったようなのでまぁ良かったのだろう。 前の冷蔵庫は13年使ってたし、去年からうなり音も出ていたし、 壊れてからでは大変なので。。。 それにしても3人家族にこれは大きすぎるんじゃないのか? 冷蔵庫の中で化石になるものだけが増えるなんていう 結末だけは勘弁して欲しい。 これだけあるといくら入れてもまだ入るという感じだ。 あまり入れるといくらコンクリートでも床抜けるんじゃないのか。。。 何にしてもこれから10年以上は働いてもらいます。(笑) #
by seawolf_squall
| 2006-01-08 22:33
| PHOTO日記
2006年 01月 07日
昨日、NHKでやっていた番組なのだが、とても素敵な映像だったので 紹介しようと思う。 MHK総合で午後7:30-8:45までやっていた番組。タイトルは 大自然スペシャル 「動物カメラマン 野生へのまなざし」 - サバンナ 命を育(はぐく)む神秘の樹(き) - と言う。 撮影したのは夫婦とその助手夫婦が2年間に渡って アフリカはサバンナの川沿いに立つ一本の「エジプトイチジク」と 言う樹を定点観測的に撮り続けたもの。 撮影者の名前は、マーク・ディーブル,ビクトリア・ストーン夫妻という。 まず、映像の緻密さ、丁寧さに舌を巻く。次に美しさ。 2年間の歳月をかけて撮るからこそなのだろう。 そこには動物学者でさえ解りえなかった現象や行動がありのままに 記録されている。 数々の賞を受賞するのも頷ける話だ。 内容はサバンナに僅かに流れる川沿いに立つイチジクの樹にまつわる話。 この樹には「時期」というものが無い。 樹によって様々な季節に結実をする。しかも年に3回~4回も結実するのだ。 1本の樹に生るイチジクの実は1回におよそ2トン。 しかしそこには体長2mm程度の「イチジクコバチ」という小バエみたいな 昆虫が必要不可欠であり、そのお互いの共存のためにお互いが独自に進化 していった様子などが映像に記録されている。 また、イチジクとイチジクコバチだけではなく、その周囲を取り巻く連鎖を 見事に撮影しているのだが、これが素晴らしい。 エジプトイチジク。この樹が無ければサバンナの生態系は確実に変わっていたと思う位、 とても多くの生命に恵みをもたらすのだが、その寄り添う様々な動物にも イチジクの樹が直接的、間接的に依存しているのという事実が良く解る。 マスコミには不信感ばかり抱いていたりするのだが、 こういった映像を見せられてしまうと素直に「参りました」と頭を下げ、 「ありがとう」と両手で握手したい両方の気持ちが溢れてくる。 こう書くと理科の授業のようだが、実際にはリアリティや映像の美しさに 勉強になったという感が無い。映像に圧倒されてしまっていた。 勉強してお利口さんになったというよりも 自分の身の周囲に置き換えて考えていた。 それは連鎖という事。 私達の年代でも未成熟と言おうか馬鹿な人間がこういった公共性のあるところで 変に死を美化したりする事を言う(書く)BLOGや掲示板を度々見かける。 誰が見るか解らないところでそんな事を良い大人が書くものではないとは思わないのか? みんな連鎖で繋がって生きている。 それを自ら断ち切る事がどれほどの事なのか理解しているのか? そんな事を考えると非常に頭にくる。 若いときには色々と悩むのは今も昔も同じだ。 そういった悩みを抱える若い年代の者達に何も教えることもせず、 ただ、「死」を軽々しく扱う。 死んだらどうとか死ぬのと同じだとか。。。 死は本当に苦しい。そして何より本人が一番辛い。 当たり前だ。特に何処も悪くないのに死のうとしたら尚更苦しむ。 死のうと思っている人が死ぬ時、それを望んでいるのは脳の一部分だけだ。 他の生体機能は全て生きようとするのだから当たり前だ。 死にたいと思う事は誰にでもあるが、それが誰かの死にも繋がっていると いう事を考えてみよう。あなたを必要としている人は必ずいる。 それが連鎖なのだ。 #
by seawolf_squall
| 2006-01-07 13:17
| 思考の深淵
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