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2013年 07月 13日
ツール・ド・フランス観戦記
シャチです。
ツール・ド・フランスのおかげで毎晩寝不足です。
とはいえ、いつも最後まで観ないまま夢の中へ。。。
勿論、テレビはちゃんと消してますよ。(^^;;

さて、昨晩13ステージが終わったのですが、例によって僕が寝た後で凄いドラマがあったようです。
http://www.jsports.co.jp/cycle/tour/report/

まずはツールのような長丁場のロードレースを初心者向けに簡単に説明しますと。。。

1チーム6名から9名がエントリー。
野球で言えば先発メンバーです。
ただし、途中で替えたりする事はできません。
怪我や体調不良、時間内にゴールできなかったりするとリタイヤです。
もうその後のレースには出れません。
ツールの場合はステージが21ステージあります。
丸々3週間の計算で、1日平均180Km位は毎日走ります。
長いときは220Km位のステージです。
ただし、7日走って1日休みの計算です。

ステージには個人TT(タイムトライアル)、チームTT、山岳ステージ、スプリントステージ等々
色々なステージがその日によって用意されていて、それらを全選手が全て消化していきます。

ジャージ
選手は通常、所属するチームのジャージを着ています。
ただ、チームにはそれぞれ特色があります。多国籍のチームや、
所属している国の選手だけのチームもあります。
その中で自分の国でチャンピオンになった人はチームジャージと
違うチャンピオンジャージを着ています。
国旗をモチーフにしたものが多く、チームの計らいによっては
乗っている自転車も配色などを変えている場合もあります。
それとは別に、個人成績で今、総合タイム1位、山岳ポイントを最も多く取っている選手、
スプリントポイント他ポイントを最も多く持っている選手、新人で最も活躍している選手には
それぞれ決まった色のジャージを着せています。
分かりやすくいうと、最も注目されるのは個人総合順位ですが、
ツール・ド・フランスでは黄色のジャージを着ています。
また、目立つところでは白地に赤の水玉のジャージを着ている選手が
山岳賞獲得の選手です。


長丁場なレースでは色々なアクシデントがあります。
一番多いのは落車です。
集団内での落車は後ろに続く選手全てが落車する危険があり、
骨折や擦過傷、酷いときには肺挫傷などという場合もありますが、
それでも選手は中々リタイヤするとは言いません。
これはツールという大舞台でリタイヤしてしまうと、将来の契約にネガティブな
影響が出る可能性があるからです。
チームの中で選手の構成は様々なんですが、
平坦路に強い「スプリンター」、山岳に強い「クライマー」
どこかに特化しているわけではないが、全て器用にこなせる「総合系」と言われる選手。
これらをアシストする選手で構成される訳です。

例えば今日が山岳ステージの場合、エースが山岳に強いチームは
当然ステージ優勝を狙います。
もうチームや個人で優勝は狙えないけど、山岳ポイントが狙える選手がいる場合、
山岳賞を取りにチーム全体で動きます。
アシストとは何かというと、単純に言えば「風除け」です。
集団内ではエースの周囲を取り囲み、単独で走る場合は前に出て風除けや
ペースメーカーになり「引っ張り」ます。
アシストは数名でかわるがわる先頭に出てエースの体力温存に勤めます。
勿論、そうやってアシストはどんどん消耗していきます。
そうやってエースを最後まで守ってきたアシストはゴール前で力尽きて脱落していくのです。
最後のゴール手前でスプリント(ラストスパートの事です)をする場合、
エースを最後の300m~400m手前まで引きます。
そしてエースを自分の後ろから発射させる発射台として役目を終えれば
そのアシストは仕事をしたと評価される。そんな世界なのです。

そこで、昨日のレース。
平坦路中心のいわゆる「ピュアスプリンターステージ」という
スプリンターの為のステージでした。
前半は6人が集団から4分位の差で逃げていました。
残り約200名ちかい選手は集団で一塊になっていたのですが、
途中、横風の風速40m/時(日本では秒速なので間違えないように!)の中、
オメガファルマというチームが集団の前に出てスピードをかなり上げます。
ここで集団内にいた200名が遅れて集団が3つに割れてしまいます。
横風が強い中、前方のオメガファルマ集団50名に追いつくのは難しくなってしまいます。
遅れた中にはスプリンターとして既に2勝あげているアルゴスシマノというチームのキッテルという
選手や、総合順位上位のモビスターというチームのヴァルベルデという、僕の好きな
山岳が得意の選手もいました。
しかも最初、ヴァルベルデを含むモビスターチームはオメガファルマグループに
ついて行っていたのですが、なんとヴァルベルデがパンク!
これで遅れてしまいます。
モビスターはヴァルベルデの総合順位を落とさないために、総力を挙げてヴァルベルデを
牽引します。その数6名!しかし、スピードを上げ続けるオメガファルマが牽引する
第1集団からどんどん離され、アシストは次々に疲弊し、ついに第2集団に
飲み込まれてしまいます。
第2集団にはスプリンターとして絶好のステージで勝ちが欲しいキッテルがいました。
ヴァルベルデを筆頭にしたモビスターと、キッテルを勝たせたいアルゴスシマノの
思惑は一致。しばらくは協調しながら第2集団を押し上げようとチームの総力を
使ってスピードを上げますが、強風のせいでどんどんと疲弊し、
最後には差が開いてしまいます。

最初に逃げていた6人の選手も飲み込んだ第1集団。
それを強力に引いていたのがオメガファルマというチームですが、
ここには世界最速のスプリンターと言われる「カヴェンディッシュ」がいます。
オメガファルマというチームのエースがこのカヴェンディッシュなので、
平坦ステージでは絶対勝たせたい訳です。
ただし、カヴェンディッシュは総合順位は全くといって良いほど及ばないのですが、
チームスポンサーの事もあって、カヴェンディッシュを勝たせたいのがオメガファルマなのです。
ところがこの第1グループには伏兵もいました。
それがコンタドールをエースに持つサクソティンコフというチーム。
コンタドールは総合成績3位で山岳に強いクライマーですが、
アシストが機能し、第1集団にコンタドールと一緒に潜り込んでいました。
ずっと限界で引き続けていたオメガファルマが疲れてきたところで、
サクソティンコフがスパート!これにより、同じく第1集団に潜り込んでいた
個人総合順位1位のチームスカイ所属のエース、フルームが遅れてしまいます。
フルームのチームはアシストが上手く機能しないばかりか、山岳でのアシストの
キリエンコがリタイヤ、他にもリタイヤや落車の影響で調子が出ない選手が続出し、
なんとたった一人で第1集団に潜り込むのがやっとの状態でした。
このスパートは総合系のフルームには一人では太刀打ちできない状況でした。

結局、分断作戦がそれぞれのチームの思惑の中、ありもしない方向へとシナリオを
作り上げていきました。
結果、サクソティンコフの陽動にも負けず、カヴェンディッシュが最後は勝利。
コンタドールはフルームとの差を縮め、ヴェルベルデが順位を大幅に落とす結果となりました。
また、疲弊したアシストが一日で完全に復活する筈もなく、
今後ヴァルベルデはかなりの苦戦を強いられそうです。

こうなると、ヴァルベルデが勝てたかもしれないステージが数日前にあったのが
悔やまれます。その時はヴァルベルデ、フルーム、コンタドールの3人で山岳ステージ優勝を
狙えたのですが、結局お互いに駆け引きだけして、手の内を見せずお見合い状態の中、
他の選手にステージ優勝を持っていかれてしまいました。
ステージ優勝した選手は個人総合順位にまったく影響の無い選手だった為、
その時はそれでもいいのかと思っていましたが。。。

やはりこれは人生と同じ。
その時のたった一度のチャンスを逃すな!
という事では無いでしょうか?

うーん、レースのシナリオは神のみぞ知るという事なんでしょうね。
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by seawolf_squall | 2013-07-13 21:37 | 自転車関連
2013年 07月 02日
ツール・ド・つくば参戦

シャチです。

もう先週の話ですが、「ツール・ド・つくば」に参戦してきました。
結果は、目標時間を僅かながら切る事ができました。
ペースとしても今の自分を出せたと思います。
Mt富士ヒルクライムの時に比べたらやりきった感がある充実したレース内容でした。
ただ、振り返ると反省点もあり、今度はまた注意しなければいけないところが出てきました。
コンディショニングと整備面で今回は少々もったいない事になりました。

まず、前輪のブレーキ調整をつめなかったので、ゴール後に確認するとブレーキを
ひきずった状態で走っていました。orz
どうりで心拍数がいつもより早くあがると思った。
体調が悪いのかと思いました。

それともう一つは新しいウェアのビブショーツのサイズが小さかった。。。
これで腹の部分の圧迫がきつすぎて途中で気持ち悪くなりました。ww
それがなければ、もう少しパフォーマンスがあがったかと思います。

完全な状態でのレースなんてありえないかもしれませんが、
少しでも満足と納得の行くレースをしたくてまた次につながって行くのかもしれませんね。

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by seawolf_squall | 2013-07-02 21:48 | 自転車関連