きっと春を感じているのだろう。
私達にはまだ感じられない何かを感じ取って
生命力を使い始めている。
昨年春に咲いたきり、何の手入れもせずに放っておいたベランダのプランター。
冬にはまったく水もやらず、カラカラに乾いた土の中のチューリップの球根はずっと
この時を待っていたのだろうか。
随分前になるが咲いていた薔薇(ブルームーン)
切って水に挿して花の香りを楽しんでいた。
花が終わっても葉が枯れないのでそのまま水を
換えていたら。。。
切り口からまだ小さな根を出し始めている。
今年4年目位になるテーブル椰子も種族を増やそうとしているのだろうか。
野生は素晴らしい。
媚びないし、本能のままに生きる。
私達でも心臓や肝臓を自分の意思で止めることが出来ないのと同じ。
生きるという大前提に全てのベクトルを向ける事に迷わない。
脳が生きるのを止めようとしても、大前提の前にはかなわない。
生きる大前提に抗う事の愚かさを少しでも感じられたなら、
素直に野生を開放できるような気がする。